ワインの香りポポくんのワインカフェ【HOME】>ワインを楽しむ基礎知識~ ポポくんのワインカフェ (Popo's Wine Cafe ) へようこそ !! ~ ココは ”ワイン好きの、ワイン好きによる、ワイン好きのためのブログ ”です。 いつか、日本中のワイン好きの方々と、お友達になれたら素敵だなあ… などと夢みて書いています。あなたのワイン選びなどの、参考になれば幸いです。 ワインの香りで、なにがわかるか?ワインは香りです。言い切っていいでしょう! 香りがなければ、ワインは飲む価値はありません。私はそう思います。 みなさんはどうでしょう !? 他の食べ物、飲み物も一緒ですよね。 香りはワインそのもの。舌で味わうよりも、より多くのワイン情報をもたらしてくれます。 葡萄以外の香りが、たくさん詰まったワイン。 ワインからどんな香りをたのしむことが出来るでしょうか? 表現は自由ですが、日本的な表現ではなく、外来のスタンダードな表現を以下にまとめてみました。 ☆ワインの香りの表現☆分類1:果物系柑橘系(主に白ワイン)柑橘系の香りは白ワインの表現でよく使われます。特に、若いワインでは強く感じます。例)オレンジ、グレープフルーツ、レモン、ライム etc. ベリー系(主に赤ワイン)赤ワインの香りの表現に多く使われるのがベリー。比較的温暖なワイン産地ではカシスが、冷涼なワイン産地ではラズベリーが薫ります。 例)いちご、ラズベリー、クランベリー、カシス etc. 木に実る果物(白・赤ワイン)りんごや洋梨は白ワイン。チェリーや梅の表現はピノ・ノワール種やテンプラニーニョ種、一部のガメイ種などの赤ワイン。甘口ワインでは、桃や杏系を強く感じます。 例)りんご、洋梨、桃、チェリー、梅、杏 etc. 南国フルーツ系(主にしろワイン)パイナップルやマンゴーといった南国のフルーツは、白ワインの香りの表現。ボジョレー・ヌーボーは、バナナの香り。例)バナナ、パイナップル、マンゴー、ライチ etc. 乾燥フルーツ系(白ワイン系)樽で熟成した甘口ワインには、レーズンの香り。他、乾燥フルーツが薫るワインは、ワイン産地が暖かめと考えられます。例)レーズン、乾燥いちじく(結構、おつまみにあう)、いちごジャム etc. ナッツ系(赤・白ワイン)ナッツは赤ワイン、白ワイン問わず広がる香りの要素です。シェリー(酒精強化ワイン)のように強く酸化させたワインからは、くるみの香りがします。 例)くるみ、ヘーゼルナッツ、アーモンド etc. 分類2:植物系草、野菜若いワインで表現されることが多いのが、草や野菜です。ピーマンは、ボルドー地方を代表するカベルネ・フラン種の特徴的な香り。例)若葉、シダ、ピーマン、アスパラガス、ユーカリ etc. 花(赤・白ワイン)バラやすみれなどは赤ワインで、オレンジやジャスミンなど白い花は白ワインで表現される香りです。また、新鮮な花、枯れている花という表現も。例)バラ、すみれ、オレンジ、ジャスミン、アカシア etc. 森、木ワインに漬け込んだブドウの茎や、醸造で使用した樽の香り。それは森や木に喩えられます。個人的にはヴァニラ、コーヒーと表現します。例)杉、樫(オーク)、松、ヴァニラ、樹脂etc. 分類3:香辛料系ハーブ系フレッシュな白ワインから立ち上ることの多い香り。青々しさの中に特徴的な香りが潜んでいて、アクセントになります。例)タイム、バジリコ、ローズマリー、レモングラス etc. その他の香辛料フランスだとローヌ地方の赤ワインなどに多い香辛料の香り。スペインやイタリアなど、太陽をよく浴びたブドウに感じますね。時にはオリエンタルな香りとも評されます。例)コリアンダー、ナツメグ、シナモン、丁子、胡椒 etc. 分類4:動物ブルゴーニュやボルドー産の重厚な赤ワインを長期熟成させたとき、なまめかしい獣の香りを感じ取れる場合があります。個人的には濡れた犬系の香りは嫌いです…チーズかガーリック系がないと辛い。例)なめし革、麝香鹿(ムスク)、濡れた犬、猫のおしっこ etc. 分類5:大地土、マッシュルームボルドー地方の赤ワインで、長く寝かせたものから薫ることが多い香り。また、ブルゴーニュ地方の白を熟成させると、きのこの香りが高くなります。例)腐葉土、マッシュルーム、トリュフ など。 ミネラルワインの畑を特徴づける香り。テロワールを表現するといわれますが・・・ブドウが育った土壌の成分に大きく左右されます。個人的には、単独ではあまり重視しません。。例)火打石、硫黄、鉄、石灰 etc. 分類6:その他蜂蜜(花の蜜)貴腐ブドウや遅摘みブドウから造られる甘口の白ワインに表れる香り。その代表は、フランスのソーテルヌやドイツのアイス・ヴァインなどです。 バター乳酸発酵を行なった白ワインによく表れる香りですが、熟成を経ると弱まる傾向があります。 主に、シャサーニュ・モンラッシェやピュリニー・モンラッシェに感じられます。微生物ワインを天然の酵母で醗酵させたときには、醗酵が終わっても酵母の香りを強く感じることがあります。また、瓶の中に入り込んだ微生物が原因の場合も・・・よくはない表現。例)ヨーグルト、カビ etc. ロースト香醸造に使用する樽の内側を焦がした香りや、土壌に由来した香りがこのロースト香。例)カラメル、焼いたアーモンド、カカオ、スモーク etc. ポポくんのワインカフェ (Popo's Wine Cafe )HOME ジャンル別一覧
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